脳みそは器用?

さあ、時間がない。限られた時間のなかで一生懸命ピアノを練習しよう!と、せっかく練習室をレンタルしている貴重かつ限られた時間であるから120%以上集中して・・・。と思うのに、弾き始めると他のことが気になり、いつのまにか確かに手は勝手に動いているが、他のことも並行して頭のなかで動いている。ふと気づけば、ピアノは無意識に演奏していただけなので、どこまで弾いたかも覚えておらず、またここがうまくいった、いかないということも何も覚えていない。ただ、指が勝手に動いているだけだ。だから本当の意味での練習にならない。練習とは意識すること、意識し続けて何度も弾いてうまくなる訓練である。ただやみくもにずっと弾いているだけでは、改善されないのだ。しかし、不思議だ。2時間部屋を借りている間中、ずっと弾いていた。でも、何も覚えていないような状態。頭は別のことが次々浮かんでいた・・。
うーん、脳みそが器用なのか、指先の問題かわからないが、見かけ上は同時にいろんなことができるものだ。しかし、前にも書いたがピアノを弾きながら話すことは難しい。弾きながら歌うことはできても、弾きながら話をすることと歌う脳は別のようだ。
いずれにしても、練習するときは集中しないといけないという反省。「ながら練習」は、結局は時間とお金のロスとなる。

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク