人間が生きていくために、食事と睡眠は不可欠な要素だ。寝ないで生きつづけることはできない。そしていい睡眠をとれれば、翌日は元気いっぱい、充実した暮らしを送ることができるし、体調も良く、その積み重ねは健康長寿にもつながる。と、そのことはわかっているのだが、どうも自分の睡眠のことは時々気になる。
眠っている間に、よく考え事をしている。何かがうかんだり、イベントの前や気になることがある時期であれば、そのことについてのトラブルなどの夢を見て、ばっと目が覚めてしまう。
夜中に目が覚めるというのも習慣的になっている。何事も忘れて眠るということが一番良いのだが、自分のなかにある無意識がそうさせてくれていない。横尾忠則氏であったか、夢の日記を描いていたことがあると聞き、興味深かった。
夢というのは、現実を超えた世界を見せてくれる。そして起きれば忘れる。忘れなうちに記録しておくことは創作にもつながる。
これまで寝坊は惡と思ってきたが、たまには、眠れるのであればときには良いだろうし、惰眠をむさぼる・・のも贅沢なこと。
誰かが言っていた。寝るにもパワーが要るのだと。確かに起きると体重が減っているということは睡眠中も体内が活動しているからだ。
眠りながら考える。そして「ああ、夢か」と胸をなでおろす。
人間とは本当に不思議な動物だ。
今、改めて思う。人生の最期に見る夢というのはどんなものだろうか?
いや、そういう日が早く来ないように、しっかり眠る習慣を身に付けたいもの。