ネット社会と住宅街での街頭演説

政治活動とは、表裏いろいろありそうであるが、なぜか街頭演説という方法は今も健在のようで・・。もちろん新宿駅だ、〇〇広場だという公的な場所であれば仕方ないが、住宅街の小さな地下鉄の駅の前でやられるとたまったものではない。
しかも通勤時間でもなく、普通に生活し、仕事をしている時間だ。
襷さえかけていれば大声出してもよいのかと思うほどに、大迷惑。警察に通報しようかとも思ってしまうぐらいだが、政治活動をされる賢明な皆さんは、一応警察の許可ぐらいは得てやっているのだろう。
物言わぬネット社会。いや、スマホとスマホの間に飛び交う見えない言葉で社会は音なしの騒音・暴力社会になっているのかもしれない。
そして、ネット社会なんだからネットで好き放題自分の考えや意見をご披露すればよいのに、いきなり大きな声でまくししたてる政治家・そのたまご。
住民の騒音迷惑を考えることもなく、日本と言う国を良くしたい~と何百回叫んでくれても、うるさい!黙れ!と思うのが先だ。
聞きたいと思ってもらえる環境でこそ、そういう環境を創った上で、自らのメッセージを発信すればよいのに。
一見ネット社会と無防備・自分勝手な街頭演説はまったく違うようであるが、よく似ていると感じた。人のことより、自分のことを大切にする人が増えている・・・という残念なことを露呈しているという点において・・。
伝えることは、本当に難しい。

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