講座やセミナーには必ずアンケートがつきものだ。主催者がその企画の効果測定を行うために当然必要なもの。講師にとってはかなり毎回緊張する存在でもある。講座が終わり、受講生の皆さんが疲れているにも関わらずアンケートにも答えてくださる。これまでにいい加減に書いたり、書かなかった人に出会ったことがない。まず、その態度が心に沁みる。そして、みなさんが帰ったあとで、主催者よりそれを見せていただく。どきどきしながら、無記名であってもじっくり読みながらその人を思い浮かべる。全員、「満足」と書いてあると安堵する。そしてその中身も細かく拝見。どのプログラムが勉強になったのか、どんな点がよかったか、悪かったのか、要望は???などなど。選択式の設問も大切であるが、自由記述のところがとくに気になる。コメントを書くということはそれなりの印象があってのことだから。うれしいのは、「楽しくためになった」という回答が多いこと。そう、勉強は楽しくなければならない。そこは工夫していこうと思い続けている。そして、実践的である点も喜んでもらっているようだ。広報・コミュニケーションの力をつけるには、座学だけでは限界がある。いろんな実習があって理屈も頭に入る。そして「わかりやすい」と書いていただけるのもうれしい。なんといっても、コミュニケーションでの最重要ポイントは
わかりやすさ。独りよがりは禁物だ。そして「出会いに感謝している」「こんなに引き込まれた講義はかつてなかった」と書いてあるときには、こちらが感動する。とにかくアンケートは何度も何度も読み返し、反省もしながら、自分に次の活力も注入する。そんな貴重な存在。
仕事をした証しがそこに見えてくる。だから設問もないがしろにしてはいけない。最近はあまり書かれなくなったが、講演だとついつい、早口になってしまう。それは自分の癖。味でもあるが、気を付けている点。その代わり、「関西ですか~?」と突っ込まれることは大変多い。
さあさあ、ここまでやってきた。今年ももうひと山越えて、いい締めくくりをしよう。
感動のアンケートで、仕事を締めくくる
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