もう10年近く前になろうか、当時NY在住のシンガーのご協力により、現地で何度か黒人の先生に歌を教えていただいたことがあった。そう、その先生はお元気だろうか?と、今年もバレンタインになると思い出す。
結果的に自分の言葉で歌えなければ伝わらないと思って、英語の歌唱には夢中になれなかったが、そのときは英語の曲に挑戦もしていた・・。その先生は、技術よりも、歌の心を教えてくれていたような気がする。心あたたかい、そう、ソウルフルな人だった。
「マイファニーバレンタイン」を少し習った。
そのとき、先生が言ったことばが今も忘れることができない。
「毎日がバレンタインなんですよね」。そういいながら、彼は愛する妻のことを思い出していたのだろうか。特別な日、1年に一度の告白・・ではなく、毎日告白すればいい、毎日言葉をかければいい。
その一言が私のなかのNYメモリーとして今も新鮮だ。
あの先生は、もうかなりのおじいちゃんになっているはずだ。お元気だろうか?そして今も奥さんに毎日、バレンタイン・・・しているだろうか。
チョコレート祭りのように成長した日本のバレンタインではなく、聖なるバレンタイン様に感謝して、愛について考えるのがいい。
バレンタインもクリスマスも、やはり本場、本来的な意味をもっている。
いずれも、いつも愛を忘れずに・・・ということで、ハッピーバレンタインの日曜が来た。優しい一日になればいい。
毎日がバレンタイン♪のNYメモリー
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