ストーリーに感動?演出に感動?

同じ作品を観て、感想を言い合うことはとても勉強になる。一言で感動し、涙を流してもその感じる部分は、人によって違うからだ。
たとえば映画を観る。私はその舞台となった場所をより理解したい、時代を理解したいと思ってみているため、当然、その中身について感動をする。
また違う人は、同じ作品を観ていても「ストーリーはいいけど、お金がない映画なんだね。映画としての豪華さがない」という感想を聞かせてくれる。
ストーリーも、演出もすべて感動・・。もちろん作り手の意図もあり、受け手とそれが同じでない場合も多いため、完璧な感動を創りだすことは難しい。
映画を観ながら自分のライブのことをずっと考えている。
思いを構成する。演奏する。盛り上げる。圧倒的な技術力はないが、自分なりの思いで自分らしさでもってまとめたいと思う。
人はどこに感動してくれるのだろう。
プログラムも会場ももちろん演奏も・・・。まだまだ考えがまとまらないまま、時間が経っていくが、いろんな作品を観ながら、作り手、伝え手と、受け手のいい関係づくりについて、もうしばらく模索するとしよう。

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