通常業務開始。先週と同じ1週間のはずなのに、暦が新たになり、どこか空気も新鮮な感じだ。春のような気候である点を除けば、穏やかな今年のスタート。
1年は12月31日までであるが、年度でいえば、3月31日までがひとくくり。
本年度のわがライブツアーもまだ完了していない。今月1月25日が最終回。場所は初開催の長崎だ。なぜこの地でコンサートをしようと思ったのかの原点に立ち返る。
ザビエルの曲を創ると同時に、日本でのキリスト教の歴史に興味をもち、長崎という町に興味をもったのがきっかけ。ひとたび訪れ、この和華蘭、ちゃんぽん文化がいかに自分に合うかという文化的な興味とともに、深い悲しみや苦しみの歴史の中から生まれる強い精神性なるものも学び、自分の生き方に大いなるインパクトを与えてくれた。歴史的にも社会的にも興味深い町のひとつとなった。
美しい夜景ももちろん、魅力のひとつであるが、同じ日本国なのに異国を思わせる「みなと」町、この地で演奏してみたいと2年前から思っていたのだ。
最初は冗談のように人には夢物語のように話していた。その後、何度か訪れるうちに、いろんな場所を調査し、紹介もいただき、あたってみた。
そして出身でも住んでもいない、また知り合いの数も少ない長崎で、なんとかコンサートを開催するという夢が現実のものとなった。
集客には他会場とは違う工夫もした、長崎の人にはもちろんであるが、長崎に興味がある方に足を運んでもらうきっかけになれば・・。など、いろいろ試行錯誤、すべてがドキドキはらはらだ。
この初経験をやり遂げてこそ、自分は次のステップに進める。
まずは、やり遂げること。そして長崎に新たな縁を創ること。
想うだけではかなわない。動いてこそ、夢はかなうもの。
当日まで気持ちを集中させ、新天地に向かいたい。
と自分を追い込むことで、通常モードになってくる。
本年度ライブツアー最終会場に賭ける思い
カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク