「小少軽短美」でいこう

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企業文化を学ぶには、企業資料館を訪ねるのが良い。トヨタの資料館にも、足を運んだことがあるが、そのときは世界のTOYOTAをまるごと知ることができる有意義なミュージアムとして感動したが、それ以上に、今回訪問したSUZUKIの歴史観!には脱帽。徹底したマーケティング志向にもとづくモノづくりのあるべき姿を垣間見ることができた。
またあの85歳のお元気な経営者の背景、ルーツを知ることができ、このSUZUKIを急に好きになった。しかもあの修社長は岐阜出身でスズキ家にとっては婿さんなのだ!またまた親近感を抱く。
軽自動車は、新潟へ行くとよく見かけ、女性ドライバーの増加とともに普及してきたのだとは思っていたが、車といえば最高のぜいたく品という見方もある一方で、この軽自動車のポジショニングは対極にある。暮らしとともに、そして働く車。これが軽自動車の役割。
とにかく無駄を徹底的に省き、極限までいいモノづくりを目指す。これは全社一丸でなければできない難関だ。展示ショールームで面白い言葉をみつけた。SUZUKIのモノづくりのこだわりを表わすキーワード。
「小少軽短美」。一目でこの言葉が気に入る。
あ、私もこういう人でありたい。こういう存在になりたい。と、思わず自分とSUZUKIの車を同一視してしまった。小さくてもパワーがある。無駄がない。
ああ、いい。今年の言葉が「安」と言われているようであるが、私にとっては、はるかにこちらの方がピンとくる。よし、来年は、すべてにおいてこの5文字を実践すべく、努力していこう。

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