ハピエルさんによろしくね!

心族はおかげさまで多くいる。血はつながっていないけれど、心がつながっているマイファミリー。
妹も何人かいるが、そのなかのひとりは鹿児島出身で、現在は看護師。出会ったのは彼女が前職のとき。お酒の営業をやっていた彼女と食品の展示会のブースで初めて出会った。そこから、本当にいろんなことがあった。その後転職して看護師になると聞いたときは、なんで?と思ったが、その職業は結局彼女にとって天職であったことも理解できた。そして時間をつくっては、世界各地に出かけた。北米の水は合わなかったと言ったかと思ったら、中南米は気に入ったようで、スペイン語も勉強し始めた。えらい!勉強するということがどうも苦手な私にとっては、彼女の努力はいつも刺激になった。彼女いわく、私の生き方を参考にしているところもあるそうだが、お恥ずかしくてとんでもない。
20代後半で出会った彼女が今や30代後半。本当にかわいらしい新入社員という感じだったのに、
今や訪問看護でお年寄りを支える、頼れるナースだ。
その彼女がしばらく仕事をやめて、スペイン巡礼の旅に出るという。3か月ほどの時間をかけて・・。やっぱり妹だなと思う一方、そうなの~?と彼女の冒険心に今回も驚く。
今回、フランシスコザビエルの故郷、ハピエル城にも足を運ぶという。
「マーサさんの思い、しっかり伝えてきますね。」と彼女は言う。そう、ザビエルの生誕地はいつか行かねばと思っているがまだ実現していない。彼女が代わりに、ザビエルのふるさとに挨拶してきてくれるのもいい話だ。自分の分身のような人たちが、世界のいろんなステージで私ができないことを代わりにやったり、伝えたりしてくれるのもとても面白い。
旅に出る人に、どうしても気を付けてね!とか言ってしまうが、どんな場面でも彼女はうまく対応しながら吸収すべきものをいっぱい入れ尽くして、笑顔で普通にかえってくるのだろうと思う。
良き旅を!ハピエルさんによろしくね。

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