「シュビデゥバー パパパヤー」となんとも呪文のような不思議な歌詞。子供のころに大ヒットした左卜全の曲だ。タイトルも忘れたが、なぜか最近、ピンチというかなんというか究極追い詰められたときにこのメロディが私の頭の中を何度も駆け巡るのだ。世も末的な歌詞なのに、ポルカという軽快なテンポで・・痛快な楽曲だ。
50年近くたってもくっきり私の脳の中に入っているとは、すごい名曲だ。最後、「おお、神様神様 助けてパパヤー」という結びだったと思うが最近とくに、ここが何度も何度も頭の中を流れるのだ。すると、不思議なことに緊張感がほぐれ、ああ、あとは神任せだ~という感じで、何があろうとも大丈夫だと思えてくるのだ。
一方、先日安土で見た、信長館にあったショートムービーの中に登場したポルトガルの宣教師ルイス・フロイスの吹き替えの声。日本語のうまい、でも独特の訛りがある語り口調がそのままザビエルになって「MASAKOさん、あなたは大丈夫です。大丈夫です」といって私の中でささやくのだ。いずれも会ったこともなく、すべて想像の世界であるが、最近の私の頭の中の現実だ。
このピンチ=チャンスをちゃんと切り抜けなければならない。という切実なる思いを、この歌と掛け声が応援してくれているのだ。私にとっては左卜全も、ザビエルもこうなったら神様のおつかいだ。よっしゃ。がんばるぞ。
それにしても、あの名曲、死ぬまでついてくるんだろうな~。おお神様、神様たすけてパパヤー。ポルカにのってザビエルが手をふっているような・・・。この秋はもうしばらく妄想のまま走り続けよう。
左卜全とザビエルからの不思議なエール
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