読み返していただく喜び

発売当時に自分の本を購入いただいた方より、久しぶりにお手紙をいただく。近況報告のほか、こんなことを綴っておられた。
「実は、最近、昌子さんの著書『人生は観覧車のように』をよく読み返しています。あの日には人の心に灯を点す素敵な言葉が詰まっていますね。とくに好きなのは4ページの『人生は待っていては何もない。自分から仕掛けること、自分から動き出すこと。人生は一度きり。笑って最期を迎えることができるように・・・』という辺りです。その言葉に背中を押されるように、今年は本当にいろいろなものに挑戦しています・・・」読むにつれ、じーん。この言葉をわがブログで綴ったのはもう4年も前のことだろう。そして出版したのは3年前。実はわが著作を自分で何度も読み返していない。それなのに、読者の方が何度も読み返してくださっている。本っていい。いつでも読める。本って、やっぱりいい。マイワールドを表現しやすい。どうせ創るなら、瞬間で流れているものよりも、何度も何度も読み返して人生を味わっていただけるものがいい。
誰かの背中を押していたり、誰かの成長につながる1冊であれば、本当にうれしい。これからも誰かにいい影響を与えることができる、喜んでいただけるメッセージを伝え続けたい。
本を読み返す・・・そんなことを久しぶりに始めてみたい、季節になってきた。

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