まずは、聴く。聞く。

仕事上ではとくに、いろんな方に出会うため、ひとりひとりとの関係をすべてスムーズに進めたい。
とはいえ、世代や環境もすべて違い、たまたまある仕事で一緒になるという関係においては、相手の行動や言動に、時には???と思うこともある。もちろんこれは相手にとっても同様のこともあるのかもしれない。
「なんでそうなるんだろう?」「へ?それは違うんじゃないかな~」と思った場合、それを直接口に出していえるのは、信頼関係が必要だ。頭ごなしに言うのはあまり効果的ではない。最近、心がけるのは気になることがあったら、そこに蓋をするのではなく、その現象を確認、共有しながら、なぜ相手がそのようにしたのか?という「なぜ?」を聞くことにする。その行動、判断にはその理由や背景が必ずあるからだ。それを理解し、認めたうえで、「それは理解できる。でももっとこうするためには・・・・・」という流れで言うべきことを言うようにする。悪気がないまま、わからないまま行動している若者も多い。ネット社会のなかで、リアルな人間関係を知らないで淡々飄々と一見うまくやっている風な人も増えている。でもそれでは通用しないよ。自分勝手では、自己中心では生きていけないよ。ということを伝えていかねば仕事もうまくいかないはずだ。でも年上だからといって、頭ごなしは逆効果だ。相手を思いやる、尊敬する、教えていただく・・・謙虚な姿勢になってほしいなと思ったら、自分も相手を認めなければ前に進まない。
正直、このあたりも理解できる人だったら苦労はないが、リアルなコミュニケーション体験が薄い人が増えているのが実情だ。
気づいた人が、できる人が示していくしかないだろう。相手を信じるところから、まずはじめたい。

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