大きくしなる。しなやかに生きる。

最近、真の意味で強く生きたいと願い、そうあるには?と考えること
がある。
しなやかに生きる。という言葉がとても好きだ、音も心地よく、
圧を感じないが、凛とした強さ、内側からわきあがる力も感じる
言葉だ。

「しなやか」と「しなる(しなう)」の語源は共通している。
弾力があって,力を受けたとき折れずにしなやかに曲がる状態。
たわむ。しなる。
どんな外圧にも、いったん曲がるけれども、折れることはない。
また元に戻る力も備えている。

植物でいえば、竹がそんな存在だろう。
まっすぐに天を仰ぐ竹も、風が吹けばよく曲がる、
人の手によって曲げることもできる。
でも、折れずにしっかり存在する。

竹を割ったような性格という表現も別にあるが、
竹とはしなやかさを例える貴重な存在でもある。
(と書きながら、嵯峨の竹林を思い浮かべる。)

そう、竹のように生きる。
どんな力にも一見、柔軟に対応しながら、でも、
ブレることなく自分らしく生きる。生きたい。

よくしなる人でありたい。
これにはトレーニングも必要だ。
いろんな力に耐える力を身に着けること。
より多くの障害に、障壁にぶつかることも結果、役立つ。

自分らしく生きたいと願えば願うほど、我を通すのではなく、
よくしなる方が結果、うまくいくのかもしれない。
折れない生き方がいい。

どこまで強くなれるか。
毎日が問われている気がする。

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