「ミ・パ・ド」に学ぶ。

タイのスラムに住み、生きる人たちを支援し続け、
とくにその貧困を救うのは、子どもたちに教育の機会を与える
ことだと、支援活動を長年行っておられた国際ボランティア八木
沢克昌さんという方の存在を初めて知った。

残念なことに、今年の始め、現地で亡くなってしまったそうだ。
学生時代に兄弟の死というつらい経験を経て、悔いのない人生を
と思い立ち、国際ボランティアの道に突き進んだとのこと。

なんと素晴らしい方なんだ。もっと早く知りたかった。
その八木沢さん、子どもたちに「ミ・パ・ド」の精神を
伝え続け、背中を押し続けたそう。
ミッション・パション・ドリームである。
これは、国を越え、世代を越え、今を生きる誰しもが
実践できること。
自分も、それなりの思いはもっているつもりであるが、
日々、くじけそうになることもある。
でも、改めて、この「ミ・パ・ド」があれば、
さまざまな障害もなんのその。と思えてくる。

自分はどんな人生にしたいのか。そして、自分の年になって
くればそう人生を締めくくりたいのか?
そのために、すべきことは?そのことについて、諦めること
なく前を向いて突き進む。

ちょっとやそっとの悲しみや苦しみは、「ミ・パ・ド」があ
れば乗り越えられるはず。何を迷っているのだ。GO!
と、背中を押された。

亡くなっても、その人の生き様が残された人の中に生き続ける。
良い影響を与える人として締めくくりたい。
この八木沢さんは、タイの人たちにこれからも、ずっと感謝
され、尊敬され続けるだろう。

八木沢さんご自身が、この「パ・ミ・ド」に生きる人だったの
だろう。素晴らしい。

自分も立ち止まってはいられない。

利他の道に生きる人は、美しい。

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