「真・善・美」とはある意味懐かしい言葉でもある。
でも、今改めて心に染み入る・・・。
哲学の世界では、ギリシャ哲学の時代から、カントまで
そして今なお、現代に生きる私たちにも・・・。
人間の理想とは、この「真・善・美」の実現であるといわれて
きた。それを求めることが人間の価値であると。
この混迷の時代こそ、この考え方は改めて見直されるべきで
あると思う。とくに最近、そんなことを感じることが多い。
それは真か?良きことか?純粋で美しいか?
日頃接するさまざまな事象に対してそのような見方で接する。
自分に対して、自分以外に対して。
自分のことをまず見つめることが大切だ。
自分第一主義は、利益至上主義は、この真善美の価値とは
対極にありそうだ。
「真・善・美」とはバランスであり、調和。世界との向き
合い方。
周囲との関係が良好であり続けるためにも、この概念を
忘れずにいたい。
そして日々、少し迷うことがあったら、「真・善・美」を
唱えてみたい。
自分はそうであるか?それを目指しているか?
肯定できれば、間違いがない。
学生時代に聞きかじった言葉が、社会人として長く
生きているうちに役立っていると思うことがある。
自分なりの揺るがない価値をもつ、信念をもつ。
そして自分らしく、しなやかに生きる。
哲学なんて、何の役に立つ?
と言われた時代。今は昔。
「真・善・美」を見極める力を養う努力を続けたい。
改めて「真・善・美」の調和を求めて。
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