気力でGO!

久しぶりに千秋楽の相撲を見た。
ずいぶん知っている力士の名前も変わっており、
この世界での時代の変化も感じながら、それでも
高安が優勝決定戦に残ったことが何かしら嬉しく、
こんなに長い間がんばってきているんだから、
今度こそ、なんとか優勝してほしい!!とまるで
地元の市役所の人達と同じような気持ちで
その優勝決定戦を見守った。
絶対に勝つ!絶対に初優勝。
そんな気迫がモニター越しに伝わってきた。

一方、その決定戦に挑む大の里。
大関になっての初優勝を目指し、本場所も苦しい
ところから、千秋楽に向け気力でここまでやって
きた。

相撲は瞬間の力で決まる。
野球のように何回戦もないのだ。

結果は大の里に軍配。
高安は今回も残念ながら・・・であった。

その取り組みを見ると、気力と気迫が印象的であった。
絶対に勝ってやる。
その強い気持に体がしっかりついていっている。
途切れない気力、またその力が
心身一体になったときの底力は凄いのだ。
と改めて。
この瞬間に、最高の力を出し切るには、日々の稽古と
精神の鍛練か。

高安には、ぜひ次回こそ、がんばってほしい。
そして、ぜひ祝杯を持っていただきたい。
そして、
大の里には、能登の人に元気を与え続けてほしい。

それと、今回の相撲で感動したのは、ウクライナ出身の
青安錦の奮闘。
ここにも、圧倒的な気力を感じた。
戦争に巻き込まれてしまった母国を思いながら、
日本でがんばらねば!と他の力士とは違う覚悟で
がんばっておられるのではと思った。
そして、
スポーツで戦えることは幸せだとも思った。

気力。
自分ももっと鍛えなければ。
スポーツはそれぞれ、観るものに学びを与えてくれる。

ひとりで戦う。気力で戦う。
代わりはいない。

いい涙を流せるように、がんばるのみ!

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