おかげさまで岐阜・東京ライブが無事終了。とくに東京ライブは、本格的なライブハウスでの開催ということもあり、
しっかり音楽を聴いていただくには、音響・空間的に申し分ない環境だ。
今回は「あなたに捧げる1,2,3で愛のうた」がテーマであるので、とにかく「ワルツ」を意識した構成になっている。
CDをお聴きいただいた方からもワルツ曲について、「最初はそう思っていなかったのに、聴きはじめるともっと聴いていたいと思う感じがありました」という声をいただき、ワルツとは連続性があり、止まらない、終わらないことへの期待がある形式なのかもと思ったりもした。
そして、アルバムを聴いた方、ライブにおいでいただいた方から「1,2,3と軽快なリズムでありながら、今尾さんの伝えたいメッセージがしっかり伝わってきました」「軽快の裏にある、今尾さんの孤独と強さを感じました」などの声もいただき、ワルツのもつ自由快活さと、孤独と悲哀を改めて実感した。意識しなくても表現したことで、その意味がちゃんと伝わっていたようだ。
そう、笑いながら心で泣いていることもある。深い悩みに包まれていても、へらへらしていることもある。泣きながら走ることもある。
ワルツとは美しく軽快であるけれども、たまらなく悲しく深いのだ。
そう、それをショパンのワルツで若い日に少し学んだ。ショパンは何曲ワルツを書いたかしらないけれど、ワルツに潜む魅力、魔力、をよく理解されていたのだと思う。軽快かつ孤独に生きる。やっぱり「」1,2,3で愛のうた」・・はちょっと甘酸っぱい。
軽快の裏にあるもの
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