さまざまな場で、いろんな方に向けた演奏の機会をいただく。
自主企画の場合は、時期、地域、会場を自分で決めて、
表現したいテーマをもって、準備する。企画は自由自在で
あるが集客が一番の課題となる。
一方、ご依頼いただく場合は、集客の心配はない。
いろんなケースがあるが、お客さまはいる前提となる。
与えられた条件のなかで、どう表現するか?
時期や会場や時間帯、客層はもちろんであるが、その与えら
れた時間がその企画のなかでどんな位置づけであり、どのよ
うに会場を盛り上げていくか、構成をどうするか?自分を知
らない人にはどんなイメージをもっていただくと良いか?
そして、一番大切なのは、終わったときに皆さんがどんな
気持ちでいてもらえるか?である。
感動はぜひ、お届けしたいものだ。
構成は与えられた時間のなかで、一応起承転結を想定する。
AIDMAの法則も意識する。となると、衣装もどうするか?
今回のカラーは?対象やイベントの主旨、会場によって
変わる。
本番が1週間前になってくると、このようなことが
ぐるぐる頭のなかをかけめぐり、イメージトレーニングを
はじめる。
今回のご依頼は、周年から1年遅れになったが、コロナも
あけて久しぶりに集う、社内のパーティーイベントでの演奏。
そのイベント自体も従業員の皆さんと一緒に企画、準備の
お手伝いもさせていただく。
当日をイメージする。
参加者の交流がすすみ、お酒も入って、わいわい楽しく、
いい気持ちの場ができつつあるところへ、ミニコンサー
ト。どうはじめるか?どう終わるか?
音楽はその場を創る、盛り上げる役割、使命がある。
今回は、日々一生懸命お仕事をされる皆さんの労を
ねぎらい、主催したチームメンバーも、参加される従業員
さんも経営者の皆さんも、全員ほっこり笑顔になって、
ああ、いい時間だな~と英気を養ってもらえる。そんな
時間にしたい。
もしかしたら、生演奏を聴いたことがない方もおられる
かも。
ここしばらく、頭のなかでぐるぐるイメトレが続くだろう。
毎度のことながら、このカウントダウンは
心地よい緊張時間だ。
場を創り、盛り上げる。
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