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愛と平和を伝えるバレンタインコンサート。
長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館をお借りし、予定どおり開催することができ、
地元長崎の方、県外からお出かけいただいた方々にお集まりいただいた。
あの衝撃の大雪の日の開催から11年ぶりである・・・。今回は晴天好日となり、本当に
よかった。
今回は2部構成でトークを交えて演奏。
1部のテーマは「生まれて、生きて・・・。」
悲喜こもごも、さまざまな時代、場面での愛を描く世界・日本の名曲を
中心にお届け。平和な日々、平和な世界を祈って・・・
2部のテーマは「オリジナル曲を中心に ~長崎から愛する人へ」
演奏した自作曲は、
人生は観覧車のように、夜のグラン・ルー、みず・つち・ひと、
あじさい日記、そらいろ日記、黒いひまわりなどなど・・・。
とくに長崎での久しぶりの演奏ということで、長崎でうまれた「そらいろ
ワルツ」やフランシスコザビエルへの敬愛を込めた「フランチェスコの夢」
と戦争の終結を願う「黒いひまわり」には熱が入った。
長崎でぜひとも演奏したかったレパートリーである。
集まっていただいた皆様には、楽しんでいただき、あたたかい拍手をいただいた。
ザビエルが初めて日本を訪ねたときのように、私にとって長崎はそんな場所であった。
誰も知らない、異国のような・・・。それが今となっては心のふるさとのひとつ。
お世話になっている長崎の皆さんに聴いていただけたこと、
新潟、横浜、岐阜、愛知、山口から遠路はるばる県外からも足を運んでいただけたこと、
自分の企画に集まってもらえるとは、なんと幸せなことか。
また、長崎で気になっているド・ロ様プロジェクトや、原爆体験を語り継ぐ永遠の会など
の資料を配布し、皆さんに長崎の皆さんの活動をお伝えすることができたことも今回の
開催の意義のひとつとなった。
ド・ロ様の教えを現在に伝える活動をされている赤窄シスターにも駆けつけていただけた
こともとてもうれしかった。
この季節ならではの桃カステラ、いちごを皆さんにお届けしながら、私なりの長崎バレン
タインは無事終了。
この会場の管理スタッフからも気に入っていただき、またぜひここで続けてやってほしいと
言っていただけたことも、心強く、長崎でのご縁がまたひとつ広がったと実感する。
迷いは常にある。でもやる意義を思い、前を向いてやればいい。
ザビエルのことを久しぶりに近くに感じられたこともうれしかった。
愛と平和を今日も。
自分が生きる意義を考えるにも、よいきっかけを与えられたバレンタインコンサート。
「今尾さんの演奏は、明るいのに歌詞が切なくて・・・。でも皆さんの気持ちが引き上げられていきますね。ろうそくの明るさではなく、キラキラした明るさ・・を感じました」
と、言ってくださったスタッフの一言が、今朝も忘れられない。
「またね!」 コンサートを終えて、帰りに撮った一枚。幸せなバレンタイン、長崎での
思い出、またひとつ。
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