愛と平和を伝えるバレンタインに。

11年ぶりの長崎でのコンサート。会場の準備はおかげさまで、
ゆうべのうちに完了した。いよいよ、本日開催となる。

ザビエル縁から、気が付けば
この港町は心のふるさとのひとつになった。
一言でいえば、空と海の美しさと、歴史ある町の奥深さと、そして
人びとの優しさ。
すべてが一体となって私のなかで、ゆるぎない存在感をもつ。
悲しさと優しさと美しさがひとつになると、こういう世界になるの
かと思う町。

昨日は今日配付する資料を受け取るために国立長崎原爆死没者追悼
平和祈念館にも足を運び、隣接する原爆資料館も久しぶりに見学。
20世紀の長崎の悲しくつらい歴史に触れ、改めて今年はどういう
年であるべきかを考えさせられた。
それもあって、今日のコンサート。
愛と平和をこの長崎で願い、おいでいただける方とともに、
心豊かな時間を過ごせたらと思う。
そして、わざわざ足を運んでくださる方、応援くださっている
方に長崎を通じた、またこれからも続く、繋がり続けたい長崎縁を
今日をきっかけにまた育みはじめたい。

父母が参加した大雪となった1回目のハプニングコンサートも
懐かしく思いながら、
等身大の自分で、思いを存分に表現したい。

そして、続けること。
長崎との縁は、生きる限り途絶えることなく。

岐阜を訪ね、信長と交流し、日本の歴史を綴り伝えたルイスフロイスも、
この長崎で人生を終えた。
ザビエルとあわせてその存在に感謝し、自分らしいバレンタインに
したい。

無事会場設営もリハーサルも終えた。

おいでいただける皆さんに笑顔でお帰りいただけるように。


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