たまには自分に感動。

何年も聴いていなかった10年以上前にリリースした自分のアルバムを
久しぶりに聴いてみた。
ファーストアルバムは13年前の、東日本大震災の直前であった。
ひと昔前の自分の曲、演奏・・・。
若いなあ。力いっぱいだなあ。と以前の演奏をそう思った。
でも、歌詞を聴いていると、なんだかあの頃から今と変わらない
人生観、死生観をもっていたような気がしてきて、これが自分なのだ
としみじみ・・・。
もちろん40代にもなれば、立派な成人であり、いろんな経験も
して、人生を少しは語れるようになってはいるだろう。
でも、今でも、その歌詞に共感できるとは、若き日の自分の感性
に驚く。
人生に向き合う姿勢、不変なるものを表現したいという思いは当時
からもっていたのだろうか?
音楽を一度捨てて、哲学の方に進んだことも、関係あるのかもと
も思った。
いつの間にか、人は、人生は・・・をいつも意識し、生きるように
なってきた結果、それらが作品にも出ているのかとも。

人はいつ、自分の才能に気づくのだろう。
今回、改めて過去の自分の作品を聴き直すことで、
ああ、これで悔いなく人生終わることもできる。
とも思った。

時々、自分の過去を振り返り、足を止め、これまでの歩みを
かみしめたい。
そこで生まれたさまざまなアウトプットにも目を向けたい。
自分に感動できるのは、とても幸せなこと。

感動は自分の生きた時間のなかにもある。

いい曲つくったね~。と自分を褒める。
そんな自画自賛、しあわせな時だ。

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