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雪が降った日の空は、厳しい寒さながらもとても美しく、そのまま日が落ち
て濃いブルーに包まれるのが心地よい。と、そこに華やかに現れた信長の像。
これは岐阜駅の広場にある金ピカ像である。そのスポットがいつのまにか、こんな豪華なステージになっていたのか。昼間は気づかなかった。
岐阜の伝統工芸品である美濃傘や提灯などが大胆にディスプレイされ、時間ごとに色が変わるライティングで、気づいた通行人が思わずここに寄って、写真を撮る。
ちょうど、好きな色に変わった瞬間にスマホを向けた1枚がこれ。
実はこの時、来週行うコンサートの構想を考えながら、自作の「NOBUNAGAの夢」を聴きながら歩いていたのだ。
信長が生きていたら、この曲を聴いてもらいたかった。何と言うだろう。
と勝手に想像しながら、歩いていたところにこのスポットに遭遇した。
最初は遠目に見ながら駅を目指していたが、思わずこの像に向かって歩き出した。
この銅像の下まで歩いていき、広場に立つ信長の前で、この曲を一緒に聴く。
「どうですか?信長さん。こんなタンゴどうですか?」
など、問いかける。音で描いた信長像が、このビジュアルにマッチ
していることを面白く感じた。
誰かが考えた信長のイメージと、私が考えた信長のイメージ。
それぞれが描いた世界が、うまくシンクロするのがとてもいい。
いつかここでも、NOBUNAGAの夢を演奏してみたい。
小さな夢がまたひとつ。
信長TANGO ライブ演奏はこちらから
https://www.mahsa.jp/creation/