新オフィスとモチベーション。

お世話になっている企業が事務所移転をした。
引っ越し後、初めて訪問する。引っ越しされてまた1週間も経たない。
ビフォア・アフターが気になる訪問。

地方が本社で、東京には支社、営業所をもつ会社も多いが、
職住一体型の事務所として常駐せず、出張した社員が宿泊先としても
利用するといったスタイルもあり、また最近ではリモートワークも
普及した関係で社員は毎日事務所に出社せず。必要な会議時などに
出社する。
ということで、最小限の専用ワークスペースと、自由に使える
共有スペースがあるシェアオフィスを利用する企業も増えている。

今回は後者のパターン。

専用オフィスはデスク2台が入るほどの小さな仕事場ではあるが、
広々とした共有スペースがあることで、会議はもちろん、来客を
受け入れたりいろんな交流もできる。
同じビルの中で、仕事したり、休憩したり、交流したり、自由な
過ごし方ができるという素敵な空間。
まさに今どきのオフィス、である。

そこに地方の本社から社員が出張で訪れる。
新しいオフィスに入ったとたん、「わあ、かっこいい!」と
眼を輝かす。きょろきょろと室内を見渡し、興味が尽きない。
ここで働きたいと思った社員もいたかもしれない。

「ここなら、来客もどんどん呼べるし、学生にも来てもらえます」
と責任者の声。
事務所とは自分たちが仕事をする場だけでなく、交流する場でも
あると考えると、今どきのシェアオフィスは新しいワークスタイル
を提供している。

かっこいい会社で働きたい。
会社のイメージをアップさせたい。
機能的に、柔軟に仕事をしたい。

いろんな思いが叶った今回のお引越し。
コロナの影響で、オフィスの考え方も変わった。

新しいオフィスで、東京と地方の社員が集い、交流したひととき。
普段はリモートでのコミュニケーションが多いからこそ、
新オフィスでのリアルコミュニケーションは
モチベーションアップのきっかけにもなる。

働く皆さんの興奮気味なきらきら笑顔を思い出しながら、
若い人たちが、働きたいと思う環境を整えていくことは
これからの企業にとって必須条件であると確信する。

ふと、会社員時代東京に初出張した20代の頃を思い出す。
「ほら、東京のビルはね、24時間、電気がついているんだ。
夜遅くまで皆働いているんだ。東京はすごいだろ!」
と一緒に新幹線移動した上司が車窓のビル景色を見て
教えてくれたことが、今も懐かしい。

若者たちがいきいきと働けること。
そんなことを真剣に考え、取り組む企業は素晴らしい!

毎日誰もいないかもしれないオフィスに、咲き続ける三色バラと
アウフヘーベンを感じさせるトライアングルなVASEを贈る。
自分なりの応援と寄り添いの気持ちをこめて・・・。
そして、頑張る若者たちに心からのエールを送る!

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