生きている限り、本当に人間は生身で、たえず変化しながら、時計を先に進めるようにだけ生きるようになっているため、ふと過去を振り返ると「ああ、こうしておけばよかった」と思うことが多くなる。
それもひとつの生き方かもしれないが、私の場合はあとで戻らぬ時間のことを後悔することだけは避けたい。と最近思うようになった。
若いときはあんまりそう考えてこなかったのかもしれないが、最近はできる限り、ひとつひとつ解決してから前へ行かないとどうも気持ちがよくない。
だから、ひとつでも「ああしておけばよかった」と後から思うことをなくすように生きていきたいのだ。
たとえば、人とちょっとコミュニケーションがうまくいかなかった。そんなときは、どんな理由があろうとも、自分だけに非があるのでなくても、でも自分にも少しでも非があったならば、先に謝ったり、自分の気持ちをきちんと伝えておく。伝えないまま、うやむやで別れてしまうのは良くないことだ。
または自分ではやってみたい。と思うのにやらないまま、人生を終わることもしたくない。やりたいことをする。というのが悔いのない生き方だ。
実は悔いのない生き方は疲れるし、パワーもたくさん必要だ。でもその分、達成感も大きく、気持ちがいい。
そう、悔いのない生き方とは、結果的にスッキリする生き方だ。
毎日小さなことも大きなことも、「悔いないように」と注意していれば、だんだんその悔いの数も減ってくるような。
今書いていて気付いた「悔い」って心に毎だ。毎日意識しながら、自分でいい人生を創っていこう。
今回の東京ライブもおかげさまで、悔いなくできたと思う。
「悔いのない」ってどういうことか。
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