若者にウケた曲は・・・!

成人式イベントに呼んでいただき、ミニコンサートを開催、
無事に、盛況に終えることができた。
国歌斉唱からはじまる少し硬くなりがちの、ハレの日の
行事。最初、どのタイミングで拍手をしたらいいものか
慣れない空気であったが、新成人の誓いのことばや発表、
恩師からのメッセージなどが続くと、会場から拍手も
沸いて、少しづつ会場も和んできた。
私自身も、会場の端っこでその様子を見ながら、
成人式イベントのほどよい緊張の空気を感じ、自分の番
を待った。
自分の持ち時間のテーマは「ふるさと、愛、人生」
にした。
ふるさとの替え歌には始まり、「みず・つち・ひと」
を唄い、次には「信長も皆さんを祝ってくれていると
思います」ということで、「NOBUNAGAタンゴ」。
そして、アメージンググレイスの替え歌である
「いきる唄」、最後は「ひと・文様」の成人式バージョン。

自分なりの若者への生きるエールを、
自分のオリジナルを中心につづった。
20歳の若者に私の演奏が通じるかなと思っていたが
意外や意外。みなさん大変よく聴いてくださっているのが
わかった。話にも頷きながら、熱心に聞き入ってくれる人も
いて、こちらも手ごたえを感じた。

面白かったのは、「NOBUNAGAタンゴ」の反応だった。
手拍子を促したが、それだけでなくタンゴのリズムに合いの手
を入れてくる参加者がいた。
なんだか、信長がそこで一緒に踊っているような気持になり、
またこれまでの緊張感がほぐれた瞬間でもあった。
若い人にもいけるなあ~。自分の楽曲が世代を越えて伝わった
ことがうれしかった。

改めて、未来に向かう若者たちの幸せと平和を願う。
今日も各地で成人式イベントが開催されることだろう。
年々少なくなる新成人。ひとりひとりが自分で道を切り開いて
いけるように、応援を続けたい。

今回のコンサートで最後に発した言葉は、
「岐阜を一緒に元気にしていこうね!」
なぜか、彼らとの共通点はそこだと思ったから。
大きく頷いてくれた新成人の顔が、今も焼き付いている。

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