岐阜ライブでは、子供の頃からずっとお世話になっている近所の写真屋さんに撮影係もお願いしている。そのお店も今や娘さんがお父様の後継者として二世代でがんばっておられる。最近では娘さんがシャッターを押す機会が増えている。
演奏風景や会場の様子などだけでなく、今回はお客様がお帰りになった後、両親と一緒の写真をお願いしてみた。そのなかの1枚がこれだ。
改めてこの写真を見ると、なんともいえない。あまり見ていると泣きそうになってしまう。よくこの52年間、私が生まれてから途切れることなく生き続けてくれているものだとつくづく思う。
世の中には親子の写真なんていっぱいある。でも改めて親子で撮るという機会は、実は少ないのではと思う。とくに大人になってからは、そういう機会も少ないだろう。写真館で撮るほど洒落た家族ではないが、これがわが家らしいポートレイトなのかもしれない。
どちらにも似ている自分がいる。人とは不思議だと思う。
いつか分かれてしまうのだけれど、その日がずーっと後に来るように、できれば来ないようにと思うとまた泣けてくる。
写真は音楽同様、人の心を豊かにさせてくれる。そして現実を見せてくれる分、悲しさもある・・・。
今のうちの記念撮影。
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