岐阜のライブでは、長崎の資料も配布しながら、ザビエルプロジェクトのことを語り、その曲も演奏した。また「ワルツ」という括りでいろんなメロディーをお届けした。聴いているだけで本当にどこかに旅をしているような気がしてくる。タイムトリップも、地球の旅も、そして宇宙の旅も自在だ。思えば叶うのが芸術の世界。とくに音楽は時間を刻む芸術であり、それを聴くことで、人々の心に具体的なイメージが生まれる、町であったり、人であったり、色であったり・・・。人の想像力を膨らませてくれるのが芸術の創造性だ。
私はお金はないけれど、思えばいつでも、どこでも心の旅に出る。飛行機にも船にも乗らなくても そのつもりになることができる。
おそらくこれまで出かけた場所、見たもの、会った人、食べたもの、感じたこと・・・映画も本も絵画も写真もすべて創造の素材として
インプットされているのだろう。思い浮かべることができるのは幸せなこと。
今は体が自在に動く。だから行けるときにどんどんその素材をもっともっと詰め込んでいく。
いつか体が動かなくなったら、心や頭に入っている素材をもとにイメージしながら、別の楽しみ方をする。
そのとき、自分がつくった曲はその支えになってくれることと信じている。
芸術は人生を何倍にも豊かにしてくれる存在だ。今年ワルツを100曲書くなかで思ったことは「すべてはイメージから生まれる」ということ。イメージできる豊かさがあれば、人は死ぬまで成長を続けることができる。そうだと勝手に信じて、鼻歌歌いながら歩いていこう。
芸術は人生を何倍も豊かにする!は本当だ。
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