写真は、ニューオーリンズのバーボンストリートか。路上で演奏するミュージシャンが
日常の風景となっている町。2013年に訪ねたときの写真であるが、そのときも昼から
町にジャズの音色が空にこだましており、上機嫌な町だと旅の緊張がほどけた。
ありがたいことに、当時は旅の写真の一部をこのサイト(旧スタイル)に残していたため、
今回の事件のあと、久しぶりにこの写真を探し出すことができた。
今見ると、改めて懐かしい。
https://mahsa.jp/world10.html
幸せな新年を、テロ事件がこの街を襲った。
この写真は、ニューオーリンズの街中で、観光客が訪れるジャズのメッカ。
まさしくこの一帯が、事件のせいで、シャットダウンされてしまっており、町の人々は
大きなダメージを受けているとのこと。
この時に再会したあと、ずっと会えて友人、ALEXAにふるさと岐阜の写真付きメールをしたら、現地の様子と悲しみを伝えながらも、日本からのお見舞いメールをとても喜んでくれた。
町から突然、希望の灯が消えたような、新しい年・・・。
地震も困るが、人災もあってはならない。
大好きなプリザベーションホールも、新年を迎えるジャズライブで大賑わいになる
はずが、営業もままならず・・・。心からお見舞いを申し上げる。
世界の分断が、このような形で一般の人々の幸せを邪魔することに怒りを覚える。
とにかく早く日常が戻るように。
ニューオーリンズはマイノリティが作り上げた、音楽の都。
ヨーロッパにも音楽の都はあるけれど、こちらは、黒人音楽、ジャズが花開いた
町。
生きているぜ!と彼らが吹くトランペットや、叩くドラムの音から、「魂」
を感じるのだ。
ルイ・アームストロングの音色と声が、今、頭の中で鳴り続けている。
音楽は平和の証し。音楽は平和の使者。
人種を越えて、海を越えて、信仰を越えて。
音楽がこの世でできることを、改めて問いながら、そして伝えて
いきたいという思いが強くなる。
明るい音色が、この通りで、早く聞かれるように。
皆が笑顔で、往来できるように。
テロなき、戦いなき世界を、こんなに願う必要があるという現実が
悲しいけれど。。。、それを乗り越えて、元気に!!
懐かしき音楽の都へのエール。
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