長崎の弟のような存在、カステラ屋さんのハヤトさん。
なんだかんだで15年以上のおつきあいになるだろうか。
長崎に初めて行ったときに訪ねたお店。そこからのご家族とのご縁。
今回、そのお店のすぐ近くにある旧香港上海銀行長崎支店記念館
で2月に11年ぶりのコンサートをすることに決めたのは、
このお店とのご縁があるから・・というのもひとつの理由。
下のイラストは、そのお店の装飾にも使われ、包装紙にも使われて
いるが、南蛮時代の歴史と文化の香りがして、とても気に入っている。
代々家族で経営されてきたこのお店。宣伝や広告はあまりせず、
職人魂一筋のところがなぜか気になって、いつの間にか、応援団に
なっている。
今回はコンサートをするということで、ポスターを店頭に飾っていただいたり、
チラシをお客さんに配っていただいたり、
またコンサート会場まで、私の代わりにチラシを届けにいってもらったり
いろいろ応援をいただいている。
遠くにいるため、自分がいろいろできない分、地元の方が手伝ってくださる。
長崎の人たちは、物静かであるが、とてもやさしく、信頼できる。忍耐強くも
ある。数々の経験が彼らたくましくしたと思っている。
何か本質的なことをわかっている。そんなことを感じるから、きっと好きなのだ。
「おかげさまでクリスマスはケーキで忙しかったです~」との
メールに笑みがこぼれる。
そうだ、カステラ屋さんだけど、ケーキもおいしい。長崎のクリスマスか。
長崎の人脈はそんなに多くないけれど、それでも、この長崎の地で
平和と愛を願う、そのメッセージを伝えることは意味がある。
「ポスター貼りましたよ~」「会場の棚に置いてもらっているチラシは、期限が
近づくとだんだん棚の上の方においてもらえるそうですよ。」
まさに、長崎特派員。忙しい仕事の合間に、動いてくださっている。
ありがたいなあ。ほんとうに。
今は、ひとりでも多くの方が、県外から長崎を訪れるきっかけになれば・・と
自分でできることをがんばる。
長崎の心族に感謝をこめて。
場所的に、写り込んでしまうけれど、店前を通る人、店に入る人の目に留まる。
こんな風に大浦天主堂下の長崎堂さんの店頭に、マイポスターが。
ありがたいクリスマスプレゼント、長崎からもいただいた。
歳末 長崎特派員だより
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