本日12月16日はわが初恋の人?ベートーベンの誕生日。
1770年に生誕されたとのこと。この年、約3か月前にヘーゲルも生まれている。
いずれも、ナポレオンと同時代を生きた。それが思想や作品に反映されている。
さて、このべートーベンは聴覚に障害を持ちながらも、生涯作曲を続けた。
人間の無限の可能性について、希望を抱かせてくれる有難い存在だ。
今でこそ、いかなるハンディがあっても、自身の才能を発揮する機会は、増えて
きているが、250年前はどうだっただろうか?
以前、ベートーベンの生家に、本人が使用されていた補聴器が展示されている
のを見た。長い管楽器のような筒状の補聴器を使って、会話などをしていたの
だろうが、作曲をするという行為において、聴覚障害はどんなに苦労があったの
だろうか。想像もつかないほどだ。
普段は重厚で美しいベートーベンの楽曲に親しみ、心を広く深く・・・いい
刺激をいただいているが、今日はその生き様に改めて敬意を表したい。
なぜ、聴こえないのに作曲できるのか?しかも、私がつくるような簡単な歌では
なく、第九に代表される交響曲を・・・。
頭の中で音が鳴り続けているのだろう。そして協和も不協和なる音もインプット
されているのだろう。
科学的究明にはあまり関心はないけれど、人間とは無限の可能性を持っている
ということを、ベートーベンが証明してくれていることに敬意を表したい。
今後、もし何かあっても、たとえベートーベンのような立派な曲は創れなくても、
創造的に生きることの真似ごとはできるだろうか。
そうでありたい。
と、愛するベートーベンの254回目のバースデーに寄せて、今日は心の中で
ベートーベンコンサートを開催するとしよう。
エリーゼのために、ピアノソナタ悲愴、月光、英雄、運命、田園、皇帝、
そして第九でクライマックスか。
音楽があれば、いのちは不滅だ。
ベートーベンはこれからも、人類が存在する限り、生き続ける。
心から、この聖なる存在の誕生に感謝を。そして心からの祝福を。
254歳のバースデーに感謝と祝福を!
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