信長、ザビエル、フロイスへの誓い

ふるさと長良川から岐阜城を眺めるひとときは、ふるさとがこの地で良かったと
再認識する時間でもある。
鵜飼シーズンも終え、寒さが増す冬にはマラソンや散歩をする人もまばらに
なって、大変静かな長良川。
鵜飼屋あたりを歩いていたら、この世界に出会うことができる。

私が岐阜生まれで良かったと思うもうひとつの理由は、信長、ザビエル、
ルイスフロイスの存在とふるさとがつながっていること。
運命の存在と勝手に思っているザビエルがもたらしたキリスト教、南蛮文化は
信長に影響を与え、その後、ザビエルの後継者フロイスがこの地を訪れている。

この山城を仰ぐだけで、ロマンを全身に受けとめることができる。
ああ、なんという贅沢なバースデープレゼントかと、改めて12月3日生まれで
あることも含め、感謝の念が生まれてくる。

2024年も小さな妄想からさまざまな挑戦を試みた。
2025年もこのまま、走り続ける予定。
それは、この三者の存在のおかげである。
道はつくるもの。自ら動くこと。

そういえば、今週は長崎市を歩いているとき、「フロイス通り」と名がつく
ストリートに出くわしたことを思い出した。
ルイスは、この岐阜にも着て、最後は長崎で生涯を閉じたのだ・・・。

人はどこを故郷とするか、によって、その後の生き方は大きく変わる。
変えることができる。
そこにとどまるのもひとつの生き方。そこを拠点にしながら、夢を外に
向けて描き続けるのもひとつ。

改めて ふるさとの地に立ち、信長、ザビエル、フロイスに誓いを
立てる。なんだかすがすがしく、気持ちいい、冬の長良川左岸。

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