空の上のお仕事。

飛行機に乗るときは、接客する人たちのことをウォッチングするのが
楽しい。
フライトアテンダントとは、客室乗務員。
もともとスチュワーデスと呼んでいた。それも今となれば懐かしいが
現在のフライトアテンダントは、長くて言いづらく、馴染みが湧きづらい。
ま、名称はともあれ、彼ら彼女らの仕事ぶりは、なかなかハードである。

ドリンクやフードの提供などももちろん、大切な仕事であるが、
まだ偶然にもそういう場面には出くわしていないが、緊急時の誘導こそが
一番重要な仕事。
いつも、にこにこ、たっぷり研修を受けた笑顔や姿勢でサービスをされて
いるが、いざというときに、この笑顔はどう変わるのだろう。
いつも、そんなことも考える。
これまで、笑顔しか見たことがないのは、安全運航のおかげである。
単に接客をしているということだけでなく、お客様の身の安全を守る
という命にかかわる仕事をしているのだ。
そんな誇りが彼女たちの笑顔には含まれているのかもしれない。

と、今回、とびきりの笑顔の乗務員さんに出会って、ますますそんなことを
思った。
ふと、同時多発テロのときに乗っていたアメリカの機内のことも思い出す。
あのときは、自身も不安でいっぱいであっただろうに、
とにかく冷静になるように守ってくれていた気がする。
あのときは、一体感すら感じていた・・・。

とにかく、安全運航が一番。今日、事件や事故がないことを祈る。
空で働く人は、命がけである。敬意と感謝を込めて。

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