最初はゼロから。

写真の建物は、長崎市の大浦天主堂の下、そして海外の客船も停泊する、
松ヶ枝埠頭の前に位置する、旧香港上海銀行長崎支店である。
今は記念館として保存、活用されている。

ここで、来年2月14日に11年ぶりの長崎コンサートを行うことにした。
冬空の下、打ち合わせ兼ねて、訪問。

明治37年(1904年)に竣工されたというから、120年の歴史をもつ。
前に立つだけで、気持ちが高まり、一歩中に入れば、タイムトリップ。
開国後の長崎の繁栄ぶりが見えてくるような、そんな空間。
ここで、コンサートができるなんて。
長崎との出会いは、ある農業青年との出会い。
それまでは、知り合いはなく、自分にとって、全く未知の世界で、カステラしか
知らなかった10数年前。その出会いにより、私の長崎ストーリーは始まった。
今も知り合いは多いとは言えない。でも、心通う親しき人も生まれ、ここも
すっかり心のふるさと。とくに精神面で長崎に惹かれることは多い、
それは、きっとザビエルのおかげだと信じている。

最初はゼロから。すべてそこからはじまる。
時を経て、出会いを通じ、自分の世界が広がる。
長崎。
生きている限り、大切にしたい心のふるさとがここにもある。

2月14日。とっておきのバレンタインにしたい。
※コンサートの詳細は近日公開いたします。

長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館 長崎近代交流史と孫文・梅屋庄吉ミュージアム|旧香港上海銀行長崎支店記念館とは

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