今日が1年の最終日。そう、誕生日前日は、実はとても感慨深い時間でもある。
この1年、何をしたのか?をふりかえる。
大晦日と元旦よりも、実は自分にとっては、誕生日とその前夜は重要。
そのせいか、普段と気持ちも少し違う。少し厳かな気持ちになり、1年の振り返りをする。
正直なところ、59歳から60歳になるのは、若干抵抗があった。しかし、この1年、
何も変わらず、さらに前向きに生きることができたように思う。
まだまだ、力強く元気いっぱい前に進める。何事も自分次第だと思えたこの1年。
新アルバムをリリースできたことから、新たな演奏の場を増やすことができたこと、
コンサルティングの仕事もおかげさまで、皆さんと良き関係を持ち続けることができ、
生きたなあ!と改めてしみじみ思う、この1年間。
一方、大切な人たちの今後が気になることも多かった。
お世話になって方たちが、だんだん遠くにいってしまう、なんともいえぬ寂寥感。
クリスマスのイルミネーションの下を歩きながら、ふと、ああ、あの方も、あの方も、
あの方も、そしてお父さんもお母さんも・・・。
いろんなことが思い出され、張りつめていたものが緩んだ。
そう、生きる時間が長くなると、出会いだけでなく、別れの数も増えてしまう。
そのことを受け入れていかねばならないのだと、改めて思いながら・・・。
60歳は還暦だから、人生を一周。また振り出し。いろんなことを経験しての、再出発
を確認する一年。
まさに人生は観覧車のように・・・を感じる還暦イヤーも、まもなく終わる。
生まれてきてよかった。と思える1年、そして60年であればよい。
今日はイブ。改めて近くの人に、ずっと遠くの人に心から感謝をささげ、この1年を
結びたい。
いろんなことに挑戦できた。まだまだいける。余韻と余裕をもって今日をおくりたい。
わが一年をふりかえる生誕前夜
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