受け入れる器と、不屈の精神。

ディナーショーが終わって知った、気になっていたことの結果。
へえ?そんな早く決まるんだった?
瞬間、目を疑った。
これは事実?フェイクじゃないのか?
と、今回こそ思ったし、仕組まれていないか?と疑ったのは
私だけか。
とにかく、昨日1日、ニュースを見たくなかった。
信じたくなかった。
そして、敗北という言葉を聞く、見るのが嫌だったし、
誇りに満ちたハリスさんが、この結果によりどうなっているか
想像するだけでも重苦しい気持になった。

一晩明けて、母校の大学で学生に向かって(後輩)に今回の
結果のスピーチをしているのを見て、胸がいっぱいになった。
静かにやわらかい、優しい表情で、
「諦めてはいけない。」
という言葉をくりかえし、そして今回の結果を受け留める
ことについても発言し、そして戦いには時間がかかるもの。
だから、未来のために諦めてはいけない。
と語っていたのが心にしみた。

大激戦、接戦という前触れもあり、どっちの結果になったときの
準備もしていたのだろう。
負けたときの準備は、想像したくないものだっただろう・・・。

ハリスさんの演説を聞き、涙を流す若者がたくさんいた。
また、彼女の演説に大きな拍手と声援が沸き上がった。
ここに思わずもらい泣きした。

もし反対の結果になっていたら、相手は暴力で攻撃してきたかも
しれない。何を破壊するかわからない。想像するだけでも怖い。
勝った、勝ったと言い誇り、歓喜にわく人たちと、
さまざまな不安と抵抗心をもちながら、結果を受け入れよう
と努力する人たち。
ここに融和は生まれるだろうか。

女性が望もうが、そうでなかろうと、自分は女性を守る。
という言葉に、嫌悪を感じる。
望まないことをしてくれなくて、結構。
女性をなんだと思っているんだろう?と、改めて。

そう思っている人は少なからずいるだろう。

ということで、誕生日ウィークに新たなアメリカを祝福する
渡航計画はいったん中止としよう。
いつか、不安なくわが永遠の憧れだったニューヨークに
再び足を踏み入れたくなる日が来るのを待つ。
今は、NO。

ハリスさんは素晴らしい。
諦めないで。諦めないで。
若者に語り掛けているが、若き日の自分に向かって言っていた
のかもしれないと想像する。
彼女が生きてきた道そのものが、諦めない生き方。

このままいくと世界は危険な状態になる。と想像する。
自分さえよければ。自分、自国主義。拝金主義。
恐ろしい。
民主主義は単なるイデオロギーのひとつではない。
これがなくては、世界の平和は維持できない。

平和な世界を心から諦めず、願い続ける。

ハリスさんに、悔いがなければそれでよし。
本当に立派な戦いぶりだったと思う。

現在を見る、未来を見る。
アメリカの若者へ、ハリス支援者の皆さんへ

諦めないで、未来に向かって走り始めよう!
不屈の精神を持ち続けて・・・。

と、太平洋の向こうの国に心から呼びかける。


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