「楽しみにしてるよ。」の声もらい・・。

実家の最寄り駅から、実家まで徒歩で10分弱。
子どもの頃から通いなれた道。春には桜が咲く境川。
今日は右岸か、左岸か。夏ならば日陰が多い方を歩く。
ちょっとした苦行の時間。
そこを毎日、気温が上昇する昼間以外であれば、近所の誰かが散歩を
されている。てくてく歩く人、犬を連れた散歩人、手押し車を押しながら
の方も多い。
自力で歩かねばと頑張っておられる姿に、声をかけたくなる。
「あついですね~。」
と知らないおばあさんに一言声をかけた。

すると、その方は私の顔をじっと見て
「あ、マーサさん?」
と言ってくださる。あれ?お会いしたことあるのかな。
「わたし、大好きなんですよ。昨年、一人暮らしの会に来て
くださったでしょう・・・」
なんと、昨年の秋に、お邪魔した会に参加された方だ。
道で偶然会ったことをとても喜んでくださったあと、こんなひとこと。
「またぜひ聴きに行きたいです。でもこんな感じなので・・」
歩くがままならないご様子だ。
「また、お会いできるの楽しみにしてます。声かけてくれて
ありがとう、ああ、うれしかった」
何度もお互い頭を下げて、別れた。

おそらく、母と同じぐらいの年齢だろう。
なかなか、コンサートにも集まりにも出かけるのが大変。
そういう方がやはり増えている。
でも、楽しみにしてくださっている。
やっぱり、出かけていってでも、喜ばれることをさせてもらいたい。

この道を歩くと、こういった方によく出会う。
いつまでも、歩いてほしい。
食べたいものを食べて、元気に暮らしていただきたい。

もうすぐ敬老の日があり、その日もイベントに出演させていただく。
この9月16日を、楽しみにされている方もいらっしゃる。

人生の先輩たちに、生きる元気を少しでもお届けしたい。
9月は楽しみにしていただく機会がいろいろあって、
ちょっと忙しいけれど、やりがいもあり。

「楽しみにしています」
そんな言葉をいつもメールでくれた方、今連絡がとれないのが
気になりながら・・。

大好きな人たちと、ずっと交流したい。
楽しみにしてもらえる人でありたい。

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