大切な人のいのち。

今日は心友のバースデー。同い年であるが、今日から12月までしばらく彼が
年上となる。
もう、なんど誕生日のお祝いを伝えてきただろう。
改めて今年もバースデーを迎えてもらえて、本当にうれしい。
大病を患って12年。本当によく頑張って生きてこられたと、わがことのように
うれしい。
後輩を育てることが、やりがいとのこと。まだまだがんばって、自らの使命を
果たしながら、充実した人生を重ねてほしい。

一方、この週末に、お世話になってきた方より、定年直後であるのに、病気が
みつかったとの連絡。発見されてからなかなか厳しいといわれている病気の
ようで、聴いて愕然とした。
しかし、ご本人が前向きで少し安心した。
頑張って治療をされるとのこと。まな板の鯉のつもりで!とその方らしい表現だ。
絶対、絶対に回復していただき、また再会したい。してほしい。
その気持ちを伝えたく、自分の過去のアルバムや長崎のものを送る。少しでも
栄養になれば。
入院中も、枕元で自分の新作のアルバムを聴きながら、休んでおられるとお聴き
して、少しでも音楽が役に立てばと・・・。ささやかなお見舞い。

60代といっても、まだまだ中年、壮年であると思っているが、人によっては
さまざまな体調の変化も現れる頃でもある。
自分の大切な人たちと、ずっと親しく、互いに励まし合いながら、できる限り
長く人生を生きたい。

と、改めて思う、心友のバースデーの朝。
人は我が身を振り返るときに、お世話になった方なしには生きられない
ことを実感する。
と同時に、いつまでも、誕生日のお祝いを伝えられるように、
そんなことも思う朝。

そのために、それぞれが今日という日を悔いなく生きること。
いつ幕を閉じようとも、今日という日を永遠に。
改めて、いのち、尊し。

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