空襲、原爆・・・そして・・・。
まだ生まれていなかった、79年前の今日。
日本は終戦という結果を受け入れることになった。
親たちも幼かったから、あまりその時の話を聞いたことは
なかったが、さまざまな資料、その後の報道から、本当に
大変な時代を生きてこられたのだと、先輩方の苦労を思うと
頭が下がる。
遺族という方たちも高齢になり、これから、どんどん生き証人は
減り続け、語り継がれていかねばこの戦争の傷跡は、歴史の教訓に
さえされなくなってしまう。
今日が何の日か?を知らない若者が増えているのだ・・・。
では、その戦争は終わったか。いや、終わっていない。
結局、日本は敗戦国のまま。
であるという見方もしている。
戦争というモンスターは、長い歳月を経ても、カタチを変えて
戦争に関わった国々同士の関係性を維持し続けるのだ。
負けた国はずっとそのまま・・・これからも変わらない。
もちろん終戦後の日本中の努力のおかげで、今の日本の成長はある。
がんばった、頑張らざるを得なかった・・・。
その成長の結果の部分しか、戦後生まれの自分たちは知らない。
先人たちの苦労を知らない。これでいいのか?
そして、戦うこと自体、何の得もない。
かけがえのない命が奪われ、大切な遺産が破壊され・・・
軍事産業が発展したところで、それは人の幸せにつながらないのだ。
今日、日本で、厳かに終戦の祈りをささげても、
世界では恐ろしい戦闘が続いている。
本当の意味で、終戦はしていない。ずっと繰り返されている。
ここのところ、自然災害の恐怖を感じているが、
人間同士の戦いの方がもっと恐ろしい。
と、そういうことをきちんと考える1日にしなければならない。
戦争は、絶対に!いけないことだ。
日本こそ、それを世界にしっかり伝える役割を果たすこと。
今日もそういう1日にすべきだと思う。
決して当たり前ではない、平和に感謝をする日にしよう。
79年という歳月を。
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