若き人たちと出会い、交わる。

何年生きることになっているのかわからないが、
その間に、どれだけの新しい出会いをみつけ、そこからいかほどの
素敵な関係をいただけるか。
この先はわからないが、これまでいただいたさまざまな出会いを
ふりかえると、本当にいろんなケースがあって面白い。
仕事で出会う人がほとんど。上司・部下、取引先としてやりとりを
して、そののち、退職、転職されてもつながっているという方が多い。
それ以外には お店の人とお客さんの関係というのもある。
この関係のままでは、なかなかプライベートな関係にはなりづらい
昨今ではあるが、立場が変わってから、再び連絡をいただき、交流が
始まるということも多い。
最近では、個人情報の問題も厳しくなっているが、お店がなくなって
しまったり、転職されたり、それでもお互い意志をもって、連絡を
録り続けたいという気持ちがあれば、赤い糸は切れることはない。

出会いは、実にさまざまだ。
なかでも、同時多発テロのニアミスのときに出会った人たちとの
ことは今も忘れることができない。
緊急事態下での出会いは、格別なものになる。
もう会えない人がほとんどであるが、あの出会いは自分に大きな影響を
与えてくれた。みなさん、お元気であろうか・・とふと思い出す。

最近は、若い人との出会いが楽しみになっている。
お客として通っている店で、仕事先で、地元でのひょんなご縁で。
20代30代の人たちとのキャッチボールは意外と面白いものだ。
彼らから自分はどう見えているか?も気になり、会話を楽しむ。
年上の方との交流は存分にさせていただき、これからも消えないように
努力を続けるが、
若い世代との対話こそ、学びになることも多い。
不確実な時代を生きていかねばならない若者たちのしっかり前を向いた
生き様を知り、応援する。
自分の若かりし日を思い出しながら、今でも、今からでも決して遅く
ないと改めて前を向く。

先輩たちには、人生の終わり、結び方を学び、
若い人には 彼らに寄り添いつつ、未来への向かい方を学ぶ。

私もまだまだ前に向かっていかねばならないのだから。
出会いづくりを楽しみ、人生をより深く掘り下げる。
若い人が元気に生きられるように。
ほんの少しでも、いい影響が与えられるように。

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