浮かんだら、録る。

いつでも浮かんだアイデアを書き留めることができるように、小さな
メモノートを持ち歩く。そんな時代も今は懐かしくなった。
スマホにメモをする。あるいは、「忘れてはいけないから」として、
自分にメールを送る。そんな人もいる。
今はスマホが、日常の場面で自分のもうひとつの?脳として活躍して
暮れている。頼もしい限り。(頼ってはいけないが・・・)

昨日も歩いていて、今週起きたさまざな出来事を思い出していたら、
突然に、曲が浮かんだきた。
作曲は、実は瞬間芸で、浮かんだ!と思った時がすべてだ。

歩きながら、何度も繰り返し歌い続け、忘れないように・・・と思って
駅に入る。ああ、どこかで記録しておかねば・・・。
あまりの暑さに、とりあえず、来た電車に飛び乗る。
あ、しまった。電車の中では歌えないし、録音ができない。
どうしよう、どうしよう。

幸い、その電車はすいており、また駅ごとにさらに人がおりる。
気が付いたら、自分の周囲には人がいない。
「今だ!」誰もいないことを確認して、スマホに向かって、もちろん
他に聴こえないよう注意を払って、さっきから頭の中で鳴っている
メロディをささやき歌い、録音する。
はたから見ていたら、あの人何やってるんだろ?と変な人状態かも。
よし、とりあえず、録れたから、忘れても大丈夫。

そのあと、駅で電車をおりて、冷房の効いた、しかも人がいない
隙間の空間を探して、そこで車内で録ったよりも、少し大きな声で
唄い、再度録音。
誰もいないので、少し大きな声で録る。すると、車内でこそこそ
録ったときよりも、サビに磨きがかかる。いい感じかも?
よし、これで大丈夫。

まず、メロディラインが録れていれば、あとはなんとかなる。

と、突然浮かぶアイデアやメロディ。車内でも、どこででも
まずは書くから、録るへ。

浮かぶというこの瞬間に、生きていることを実感するのも
楽しい。
そして、早くお客さんの前で歌えるように。
酷暑でも、アイデアは生まれるものだ!

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク