母校。地元の小学校。岐阜市立長森南小学校。卒業してもう半世紀になろうとしてい
る。卒業してから、入門した記憶はなく、まさに卒業式以来の登校?。
母校の体育館に伺う。
なんと9月16日の敬老の日に、お祝いコンサートを!という依頼をいただいたのだ。
実は、これは親が元気だったころからの悲願のひとつであった。
「おまえがやればいいのに、やってくれたらいいのに」と何度も母はこぼしていた。
残念ながら、生きている間には実現しなかったが、今年お声がかかった。
もしかしたら、出張・出前コンサートのチラシの効果もあったのかもしれない。
両親がいなくなったあと、地道に行ってきたことがいろんなところで、つながってき
たのかもしれない。
その敬老の日コンサートは、母校の体育館で。ということでピアノの調子をみるため
に訪問した。
なつかしの校舎、思い出の体育館。あの頃歌った、校歌の歌詞も掲示されており、
ああ、校歌とは時代を経て歌い継がれるものなのだと自らのその時代を懐かしく思い
出し、思わず口ずさんだ。
写真はステージ上にあるピアノ。もしかしたら、自分の卒業時に使われたときのもの
かも。
もしかしたら、演奏したのは自分だったかも?もう記憶もあいまいであるが、とにか
くここで行われた卒業式のこと、もっとさかのぼって少女時代の自分が頭に浮かんで
きた。
ピアノ、エレクトーン少女の時代。親が必死にレッスンに通わせてくれた時代・・・。
そんな思い出いっぱいの体育館で、そのピアノで、両親と仲良くしていただいた80
歳の方に長寿のお祝いのコンサートができるとは、本当にうれしいことだ。
両親も、にこにこ、会場で一緒に見てくれることだろう。
酷暑のなか、向かった母校では、時代を経ても変わらぬ地元愛と、そこに育つ子ども
たちを熱心に育てる先生たちのご尽力を感じることができた。
昨年150周年を迎えたとのこと。200周年もその次もぜひ残ってほしい。
自分が地元にできること。感謝をこめて。熱い夏。元気にGO!
半世紀ぶりの体育館で
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