パリはやはり、芸術の都だ。
今回のオリンピック開会式だけで、十分にその魅力を発揮した。とくにフィナーレに
向けての構成、演出は圧巻。
この写真は、わがブログのヘッダーにも使用してパリの記念の1枚。残念ながら開会式の写真ではないが、21世紀の始まりに撮影したもの。わがグラン・ルーと、そしてエッフェル塔が向こうに見える。
そして、今回のオリンピック、聖火が点火され、気球が空に昇ったのは、この観覧車があった地点周辺からだ。
映像と地図を見ながら、思わず、興奮した。お!チュイルリー公園、コンコルド広場!!
そしてシャンゼリゼ通り・・・。
わがグラン・ルーの起点が、パリオリンピックの起点。
そしてそして、夜にとくに美しいパリのシンボルであるエッフェル塔から聴こえた「愛の讃歌」には心が震えた。
もし、70年前にパリでオリンピックが開催されていたら、この曲の本家エディット・ピアフが歌っていたかもしれない。
戦時中に開催された前回から100年を経ての、待望の大会。
平和や愛、として地球との共生をも視野に入れた、スポーツと芸術の融合。
もう、それだけでも十分は感動のセレモニーであるが、わたし個人的には、グラン・ルー
の発祥の地パリへの思いがより強く、深くなる瞬間でもあった。
パリは永遠だ。
愛の讃歌は、自分のライブでももっとも、長く歌い続けている曲のひとつ。
だからこそ、余計に今回の開会式には心から感動した。
無駄に、会場を作らなくても、自分たちがもっている建造物をフルに生かして、演出
をする。
だから、イベントが終わったあとも、そこに行けば余韻を感じることができる。
京都と共通点をもつ、歴史未来都市パリ。
やはり、別格である。
以後、ライブで愛の讃歌を歌うときに、語れる話題が一つ増えた。
と、もう私の中で、パリの夏は、これで十分満喫・・・。
それにしても、素人っぽい、解説は不要。マスコミが出演者が喜んでどうする?
と思う、オリンピック関係番組。日本のテレビ業界のレベルを改めて・・。
ただ、ただ、黙って、美しく、見せてくれるだけでいい。
ということで見るならば、海外のチャンネルが良いかも・・・。
と、余計なことまで感じた開会式。
「愛の讃歌」とパリ。感動の燃える夏。
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