ふるさと岐阜市が最近有名になったのは、キムタクが祭りのパレードに参加したとき。
岐阜市の人口と同じ40万人が路上を埋め尽くしたそうであるが、この写真は先日の
七夕の日の柳ケ瀬商店街の様子。
この商店街、そしてここに約半世紀ここで愛された百貨店のファンとして、最近知り合った知人から送っていただいた貴重な1枚。
「今、来ています。すごい熱気です!」
正直この1枚を見て、驚いた。店の前の小さなステージはほとんど見えないが、一目見ようと皆さん集まって、そしてスマホにその記念の瞬間を収めておられる。
「柳ケ瀬ブルース」という昭和を代表するヒット曲で、この商店街を盛り上げてくれた美川憲一さんが来岐。このデパート閉店の前に、町を盛り上げようと出演されたステージ前の様子だ。
報道によると、なんと5000人もの人があの狭い商店街、デパートの前に集まったそうだ。
街のシンボルである店舗の閉店は市民にとって痛手である。
いつでもある、いつまでもあると思っていたが、そうではない。店も寿命があるのだ。
半世紀、あの歌とともにがんばってきたこの商店街。郊外型スーパーの出店により、
苦戦するもなんとかがんばってきたのは、やはりこのデパートの存在によるところが大きい。
その閉店の前に、こんなに多くの人が集まってきたのだ。
何かあれば、人は集まる!でも、閉店じゃなく違うタイミングであればよかったのに。
閉店と知ってから、意識してこの店に行くようにしている。そして、周囲のお店にも
顔を出すようにしている。
もっと前からそうしておけばよかった。
少女時代からお世話になってきた店舗。親との思い出もたくさん詰まっている。
柳ケ瀬。当時は丸物(現在の近鉄百貨店)があって、そして高島屋ができて・・・。
昭和は楽しかった。何かわくわくする時代であった。
閉店まであと半月。昨日も店員さんが寂しそうに
「いよいよ半月となってしまいました・・・」
と言われていたのが心に残る。
店はこの連休もにぎわったようだ。
外から店を撮影する人が増えている。
終わりに向かうカウントダウンは、何とも言えない気持ちでいっぱいになる。
時代は刻一刻と進む。
カウントダウンの賑わいと・・・
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