コンサートの依頼が増えてきた。
嬉しい限り。
出前コンサートのチラシの効果があったかどうかは
わからないが、お年寄り向けのイベントへの依頼が
多い。というか、世の中全体が、高齢社会になっている
ので、それも自然なことであるが。
敬老の日に行われる地元の敬老会のコンサートの打ち合わせ。
お電話をいただき、その後ショートメールでのやりとり。
あ、メールをされる方であれば、まだお若いかも?
そして、昨日は顔合わせ。
お世話役の方3名様とお会いする。
敬老の日のイベントも、高齢者の人数が多すぎて、
今はなんと、80歳の人を対象に。ということらしい。
へ?80歳だけの限定イベントなんて、対象者が少ないのでは?
とたずねると、そうでもない。
案内した人全員が参加されたら主催者含め200名以上になる。
自分が子供の頃の敬老会は、対象年齢も65歳以上とか、70歳
以上とかそんな年代からの参加を呼び掛けておられたはず。
年金もそうであるが、敬老会の招待年齢も引き上げである。
それにしても、80歳の方にイベントに来てもらうのも一仕事。
足の問題がある。
免許返納された方が多いので、外出しづらい。こういう方に
どうするのか?
気が付けば、コンサートの打ち合わせ以前に、敬老会の集客に
ついて、チラシの作り方や広報の仕方に一生懸命アイデアを
出している自分がいた。
どうせやるなら、ひとりでも多くの方に来てほしいから。
今回のお世話役のみなさん、72歳の同級生だそう。
まさに小学校、中学校の先輩だ。
一昔前ならば、まさに敬老会に招待される側の人たちが、
今は主催者側で奮闘されている。
なんでも、老々の時代になってきたことを実感する。
身体の変調を抱えながら、まだ元気で意欲がある方が、
地元のさまざまな支援活動に取り組まれている。
そのことに頭が下がる。
今回のイベントの会場は、自分が通っていた小学校
の体育館。
半世紀ぶりに立つ体育館のステージ。
ふと卒業式のときのことを思い出す。
今度は、そこで地元の先輩のみなさんへ音楽の
贈り物。
きっと、両親も喜んでくれるだろう。
日頃の仕事の現場で感じることが少ない老々。
一歩外に出ると、これが今の地方の実態。
まだまだ自分は中年である。
ある政治家が昨日インタビューで、ヤングオールドとか
う言っていたが、オールドはなし。
まだまだ若い。
担う側にいなければ!と思った次第。