生きるって、なかなか。
と思うことは多い。
きっと自分だけではないと思う。
いいこともあり、そうでないときもあり。
そういうつもりじゃないのに、そうじゃないのに。
と、日々口には出さなくても、心の中で叫びたい
そんなことはある。
一方、やってよかったなあ。伝わってよかった。
ああ、うれしい。生きててよかった。
と思える瞬間もときにはある。
日々生きながら、自分と戦い、世間と戦い、
目の前の課題をひとつづつクリアしながら
次のステップに進んでいる。
毎日、24時間足踏みをしているのではなく
葛藤も含めた、多様な経験を積みながら、
気が付けば長い時間を生きていることに
気づく。
葛藤もせず、乗り越えもせず、であれば
一見、楽ではあるが、それでは生きる甲斐も
ない。
葛藤とは相手に、自分に向き合うところから
生じるもの。
また、意志があるからこそ、思いがあるからこそ
生まれてくるもの。
葛藤とは、生きている証しでもあるのだ。
と、前向きに考えたい。
葛藤しながら、成長する。
そんなことを考えていたら、久しぶりにヘーゲルの
「止揚(アウフヘーベン)」を思い出した。
正・反・合。と表現すればわかりやすいか。
正しいもの、そうでないと思うもの、それらを両方受けとめ、
客観的にとらえながら、さらに発展させること。
賛同できないことも、見る角度によっては、お宝になることもある。
そういう見方もあるのだ。と思えば、世界は広がるのだ。
久しぶりに思い出した。
日々の葛藤を越えて、より高みにいこう。
そう思えば、小さな悩みも成長のタネに思えてくる。
止揚。受け止めて成長すること。
悩める日、迷える日こそ、そんなことを改めて意識したい。
葛藤、止揚、成長。
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