生きている間に、もう一度。

過去に撮った写真を時々見直すだけで、タイムトリップになる。
とはすごいこと。
たまたま他の資料を探していて見つけた写真は2016年11月の
ブエノスアイレスで撮ったもの。

この時期、日本で一番遠い国の首都は夏に向かう。
花屋さんは、ピアソラのお墓にもっていくブーケをつくってくれた。


タンゲーラ・カフェのお兄さんたちの笑顔はとても、とても素敵で。
なぜか日本のボールペンに異常に反応していたことも、懐かしく。
カフェトルトーニのお店も目を閉じれば、昨日の出来事のように。

そして、南米のシャンゼリゼとも言われる7月9日通りのオベリス
クの夜景は、タンゴを見た帰りのバスからの様子か・・・。

と、約7年以上の歳月を経ても、くっきりと素敵な思い出が浮かぶ。
ああ、BSAS。南米のパリ、南米のシャンゼリゼ。

今、この国は大変な経済危機のなかにあると、最近のニュースで知り、
とても、とても心配になる。
みんな、元気なのか?みんな、しあわせなのか?

移民が生んだ町は、なぜか大好きだ。
NYも、BSASも。
生きている間に、もう一度、この世界で最も遠い、心の隣り町に
出かけたい。
タンゴが、歌が・・・、あの陽気な笑い声が・・・。
あ、タクシードライバーのハピエルさんのことも、思い出した。
スペイン語で、ザビエルのことをそう呼ぶそうだなあ。

その年に現地で知り合ったガイドのひとみさんに、会いたくなって
きた。

生きているうちに、元気なうちに、再び!あの美しい空に
出会いたい。

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