自然には感情がない、でも、人間には・・。

4年半前の東日本大震災で地元が被災された知り合いは、何年か経ったときに地元の穏やかな海を見て「自然には感情がないですから」と語った。その一言はずっと脳裏から離れない。そして先週の関東地方の大雨。まさに非常事態。甚大な被害が出て、収獲間近の農家さんのこと、家族が行方不明の方、家屋が浸水してしまった方々のことを思うと、本当に心が痛い。なぜ、この日に、ここで。地震もそうだ。
昔、天災は忘れたころにやってくる。と言われていたが、今は忘れる間もない頻度でいろんな形で人間を襲う。
自然には感情がない。人間にはどうすることもできない脅威。
一方、人間は感情がある。そう信じたい。だから、本当は武力でもって・・・ではなく、対話でもって、交流でもって収めることができるはず。その才能がある人がリーダーになるべきだ。対話する相手も人間なのだから、感情がある。
予測もできない自然の暴力に接しながら、自然界も人間界も感情ないところへ進んでいるのだろうかとふと思ってしまった。
とにかく、被災地の皆様の1日も早い復旧を心からお祈りしている。

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク