楽しそうなオーバーツーリスト。

京都はますます外国人観光客でごった返している。
今週は3度京都出張があったが、曜日は関係なく、外国人グループを
多く見かける。最近はとくに欧米からの訪問者が多いように感じる。
爆買いを楽しむのではなく、異国のKYOTOにいる時間を楽しんで
いる、大人の旅行者という感じで安心する。

新幹線の構内も、通路も、在来線もバスも外国人であふれている。
大きなスーツケースを引っ張りながら、大きなリュックを背負い
ながら・・・。昔は若いバックパッカーのような旅人が多かったが
今は、大人のグループも多い。
錦市場の狭い路地は、連日、昔の大晦日のような混雑ぶり。
ほんとうに、ほんとうに京都は外国人観光客で溢れかえっている。
そのため最近は、混んだバスに乗るのを避けて、地下鉄に乗るのも
あきらめて、四条から京都駅まで歩くようにしている・・・。

京都駅。回転寿司屋の前に大勢の外国人観光客が列をつくっている。
おそらくSNSで話題になってしまっているのだろう。いつも、並んで
いる。安いのと珍しいのが人気なのかもしれないが、コロナの時とは
ガラリと違う店頭・店内。
同じく、席の改札にほど近い洋風居酒屋。そこでお客さんを待っている間に、
その店に来ている旅行客の様子を観察。
夕方17時前。まだ日本人のビジネス客はいないが、ツーリストでいっぱい。
自分がローマの駅近くの店にでもいるのでは?と思う感覚にもなる。
その店はバールのような雰囲気なので、もしかしたら伏見稲荷に行った
帰りに寄ってくるのかもしれない。
気軽に入れる店が旅行客は好きだ。しかもそんな高価な食事は求めない。
みんな、ビールジョッキ片手に大変幸せそう。
隣のテーブルにいる私にもサインを送ってくる。
一緒に飲まない?そんなメッセージを感じる。
京都にいながら、外国にいる気分になれる、ちょっとこちらが海外時間を
懐かしむ束の間・・・。
ひとり居酒屋で外国人観光客を眺めていると、新たなヒントも生まるかも。
本当に幸せそうで、こちらも楽しくなる。

一方、連休もはじまり、今日から京都はさらにオーバーツーリズムに悩まされる
週末となる。
ほんとうに何とかして!と思うボリュームであるが、それでも一人一人の
顔を見ていると、皆さん幸せそうなのが、印象的。

念願のKYOTO旅行を楽しんでいるのだ。
為替の影響とオーバーツーリズム。どこまで人が増えるのだろう。

ちょっとだけ、コロナのときの静けさが懐かしくもある。

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