この春、同世代の方の親御さんが旅立たれることが続く。
そういう年齢なのか・・と思うほどに・・・。
葬儀を済まされて間もない方にお会いする。
メールなどではお悔やみのメッセージをお伝えしていたが
何を送るといいのか・・・。
お花や線香や、それらに交換できるギフトカード、商品券・・・。
それもいいが、何か自分らしいものを。
と思っていたら、ふと、以前作った曲のフレーズが浮かんできた。
東日本大震災の後、生まれた「かもめりぃ」の一節。
♪泣いてない、今は泣いてない。
けれど、いつも 心にハンカチ・・・♪
最初泣いていたけれど、時間が経って、泣かなくなったけど
いつ泣きたくなるかわからないときは心で泣けばいい。
だから、心にハンカチをもっていよう。
とそんな解釈だ。
ということで、ハンカチを送る。
その人がもっていて安心するような、そんなハンカチを選び
贈ることを思いついた。
何年経っても泣きたいときはある。そのとき、このフレーズを思い出す。
と自分の経験も踏まえて・・・。
それにしても、親を失う悲しみは・・・消えないものだ。
悲しみの感情が消えなくても生きるすべを身につけているだけなのだ。
と、改めて・・・。だから、いつでも心にハンカチを。