葉桜も十分に美しいと思いながらの日曜。京都の寺町を歩く。
目的は、信長の本当のお墓参り。
本能寺跡にもお墓があり、また、大徳寺でも信長の葬儀がとり行われ、そこからほど近い
建勲神社には信長が祀ってあるという話は少しは存じあげているが、その本能寺跡にある宝物館に先日足を向けた際に知った、私にとっての新事実。
それは、阿弥陀寺というお寺の存在。なんでも本能寺で亡くなった信長の葬儀はひそやかにこのお寺で執り行われ、それ以来ずっと信長はそこに眠っているというのだ。
幻の弟と言われている清玉上人という僧侶が、本能寺から信長の亡骸を探し出し、そして、この寺で弔われたとのだという。信長と最後をともにした森蘭丸も同じくここに眠る・・。
という情報を得て、実際にやってきた。
これまで本能寺にあるお墓には何度も訪ねてきたのだが・・・。
いやはや歴史とはロマンすぎる。何が真で、何が偽かは本当はわからない。
これど、今回の墓地の存在を知るに、これは本当ではと思えてきた。
実際、織田家の代々のお墓も信長公の墓の傍らに建立されている。
子孫たちはどんな思いで、代々祈りをささげてきたのだろうか。
信長の曲を書いてきた身としては、次の展開が生まれてきそうな歴史ロマンを十分に
感じることができるお墓参りとなった。
そして、それだけではなく、信長や蘭丸が眠るこの墓地に、あの森光子さんの墓地も
存在していることを訪問して知った。
いやはや、森さんはもしかしたら、ここに信長のお墓があることも知って、ここに墓地を
構えられたのだろうか・・・と新たな妄想がはじまる。
京都には想像を超えるロマンあふれる現実がある。無数にありそうだ。
この葉桜のなか、信長のお墓、そして森光子さんのお墓にそれぞれ手を合わせる。
静かなお寺に、とてつもない、歴史が眠っている。
京都には、そんな場所はいくつもあるのだろう。
信長のシリーズ続編ができそうな気がしてきた。
まさかの出会い。信長と・・・
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